みなさんも、「歯周病」という言葉はよく聞く機会があると思いますが、実は多くの方がその恐ろしさをご存知ないのが現状です。
実は、成人の約80%は歯周病に感染しており、歯周病の程度の差はあるものの、発症していると言われています。
歯周病は別名「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」といわれています。
その所以としては、歯周病は進行が初期から中期をすぎても自覚症状があまりないことが挙げられます。
そして、自覚症状を感じたときには重度の歯周病に進行しており、治療も費用も時間もかなりかかってしまうことが多いのです。
最近の研究では、歯周病の影響は口腔内にとどまらず、全身の疾患に影響することが解ってきました。
口腔内で発生した歯周病菌から生み出される毒素は、歯ぐきの血管からとりこまれ、全身に運ばれてしまいます。
それは心臓疾患や場合によっては流産の要因にもなることもあります。
歯周内科治療は顕微鏡で、お口の中に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、その原因になるものに合った薬剤を選択し、歯周病を内科的に治す治療方法です。
この治療法の特色としては、今まではコマメにブラッシングをして1年~2年かかって得られる結果を、薬を使うことにより短期間で状況を改善することができます。
より詳しくは国際歯周内科学研究会のホームページ
をご覧下さい。
歯周病は生活習慣病が深く関係した病気です。
現在、喫煙は歯周病との関係がはっきりわかっています。
タバコの煙には・・・
4000種類の化学物質
200種類の有害物質
37種類の発ガン物質
が含まれています。
タバコは、様々な化学物質の集まりでお口の中の環境を悪くしてしまいます。その結果、歯肉の細菌に対する抵抗力が下がって歯周病に冒されやすくなるのです。
喫煙者のお口の中は・・・
歯面にタール(発ガン物質)の付着
歯肉は暗紫色
出血などの炎症反応が現れにくい
メラニン色素が多く沈着する
歯肉がゴツゴツした感じになり厚くなる
上アゴの粘膜がもり上がる
タバコは、歯周病の原因になるばかりではなく、その人自身の健康を害すものです。喫煙する人だけでなく受動喫煙の可能性もありますので、禁煙をお勧めします。